働きやすく、休みやすい社会に
私自身も産後「働きたい、社会復帰したい」と思ったのですが、子どもたちとの時間も大切にしたい。そう思う母親は多いと思います。子供たちの急な熱や、イベント、授業参観などで気軽に、遠慮なく休める会社があればいいのに。その想いから私が働きたい勤務時間での体制からスタートしました。
10時~13時の短時間勤務募集で2週間で70名の応募が殺到
当時短時間勤務といえば、9時~15時などの募集はあったものの、それはこれまでの通常勤務の9時~18時からすると短時間なだけで、小さいこどもがいる母親が働きたい時間は13時であがり、ささっと簡単な昼食を食べて、夕食の買い物や家事をすませ、14時にはお迎えにいける時間ではないか?
小中高の母親は朝子供たちを送り出し、家事をすませお昼を簡単に食べ13時から出勤し、16時、17時で退社できれば「お帰り」が言えるのではないか。
私の経験からその時間で募集すると2週間で70名の応募が殺到する事態に。
結局当時30名を採用し、数か月後にはさらに採用。
今までに50名以上のママ雇用を生む事ができました。
「おたがいさま」をあたりまえに
弊社では小さい子どもがいる、産後ブランクがある、介護中、子供が障害があるなどの理由から短時間働きたい、休みたい時に遠慮せず休める会社として、「おたがいさま」の精神が息づいています。地域の掃除がある、主人を病院に連れていく、など一般的には休みずらい理由でも気軽に気を遣わずに休める体制を整えました。それが結果的にスタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)となる事に後になって気が付きました。
得意な事を仕事にいかし、プライベートで好きな事を楽しむ。
弊社での採用はその人のキャリアや能力や経歴は参考にはするものの、仕事ができるか、即戦力になるかは二の次で「ここで働きたい!」「ここでしか今は働くのが難しい」という方で私が一緒に働きたい!楽しそう、私が苦手な事を得意とするなんて素敵!という方を採用してきました。
結果、ここがなかったら働けていなかった、働きたい時間に働けるという想いが、残業でだらだらするのとは違い短時間で働きたい時間に圧倒的な効率で楽しく働くを生む事ができたのかなと思います。
子どもの成長とともに卒業
子どもが小さい時は自宅勤務で働ければ、短時間で働ければと弊社で働いて頂いていた方も、当時のお子さんの赤ちゃんが小学校高学年にもなると、時間に自由ができ元々もっておられた資格をいかしたお仕事(歯科技工士など)に戻られる卒業という形で退社された方もおられます。
起業も応援
また自分がやりたい事がみつかったと地元の高知に帰り、病児保育の起業に向けて準備の為卒業された方もおられました。数年後偶然高知で講演させていただいた時に参加者に彼女がいて花束を持ってお声掛け頂き「当時はお世話になりました。実際に自分もやってみてわかった事がたくさんあります」
と涙ながらの再開も果たしました笑
副業なども応援
また弊社では副業もOKでNICUで10年勤務した看護師で現在は市の赤ちゃんの保健師として勤務しながら、弊社でも働いていただいています。その知識が弊社で活用いただけて、彼女のやりがいになり、また弊社のお客さんの困りごとが保健師としての知識となっています。
趣味や得意を社会で活かす
スタッフの中には趣味の手芸をイベントなどで販売活動している方もおられます。
また縫製の仕事をお願いしていたところ、接客が向いているのではないかと接客をお願いしたところ、百貨店で販売頂いた時にお客様より「どの柄が一番売れていますか?」の質問に
「この柄です!先月この柄めちゃめちゃ縫製しました!」と
作り手だからこその接客をしていただき彼女のやりがいになっておりそのストーリーは
これからの日本をつくる 100の”働く”を見つけよう
at Will Work Work Story Award 2017
ママのやりがい探究賞受賞することになりました。
私たちらしい働き方
まずは【働く】事をスポットにあてるよりも、その人が幸せかどうか。何にやりがいを感じるか、何か困りごとがないか。そこを解決する事がワーク・ライフバランスの鍵をにぎっているのではないかと感じています。
人によっては小さな悩みも、その人にとって大部分の時間費やしている悩みかもしれません。例えば注意されてもできない、苦手な事は「頑張れ」といったところで解決しません。それは得意な人からすると小さな事かもしれません。それは日常の小さな世間話の中に何気なく、ちりばめられています。
それを聞いてもらうだけですっきりと解決することもあります。
ずっと悩んでいたことがある人に相談するといとも簡単に解決することもあります。
まずは世間話や雑談を楽しむ、ちょっとした相手の変化に気が付いて声をかける。
それこそが同じ趣味が見つかったり、困りごとを解決したり。
遠回りだったり、無駄に見える、その雑談こそが
働く意欲に最短距離になるヒントが隠されているのではないかと思います。
また働き方も多様化され、その人それぞれの心地いい働き方が見つかればいいなと思います。
目の前の人の人生ややりがいを応援する
【イクボス宣言】
・「おたがいさま」を大切に。
・日常の雑談から働き方のヒントを得る
・人それぞれの【やりがい】をみつける
・その人の人生を応援する
・今ある小さな幸せに目を向け感謝の心を大切に
弊社では有給休暇100%消化、気軽に休める
副業、万が一の子連れ出勤、などは当たり前になりつつある為記載していません。
株式会社ルカコ
代表取締役 仙田 忍
育児用品製造販売
抱っこ紐収納カバー・抱っこ紐
株式会社ルカコ
住所:〒561-0807 大阪府豊中市豊南町西3-10-10
電話:06-7505-2841